はじめに授受助は日本の一つのしいところとして日本のレベルがかなり高い学者でも、授受助の使い方がよくわからないことがある。本研究を通して、学者に授受助の使い方と日本人の独有の心理意をきちんと理解させようと思う。そして授受助と日本人の独有の心理意とのかかわりを明らかにしたいのである。1授受助の使い方111授受助の使い方1aAさんが本をむ。bAさんがBさんに本をんであげる。cAさんがBさんに本をんでくれる。dBさんがAさんに本をんでもらう。例文（1a）主「Aさん」が「む」という作をしている。例文（1b）でも例文（1a）と同じように、「Aさん」が「む」という作をしている。しかし、Aさんは自分のためにむのではなく、Bさんのためにんでいる。例文（1c）でも「む」という作をするのはAさんである。同じように「Bさん」のために「む」という作をしている。ところが、例文1dでは、本を「む」のは主のBさんではなく、のAさんである。さん」が「Bさん」のために本をんでいるのである。「A「あげる」「もらう」を物の移に使う、、「あげる」は「主」から「象」への物の移を表しているが、これと反に「もらう」は「象」から「主」への物の移を表している。これと同じように、「～てあげる」と「～てもらう」を使う文では、作をする人が正反になる。つまり、「～てもらう」は主が作をするのではなく、「主が他人をんで、他人は主のために作をする」という意味になる。121授受助の作主授受をったばかりの方にとって、「～てもらう」の作主をつけるのはしい。次の文をて、が作をするか考えてみよう。（2）a田中さんが先生に中国を教えてもらう。bさんが先生に本をしてもらう。cさんが先生にスピ－チをしてもらう。d金さんが先生に子を食べてもらう。例文（2a）では、先生が（主＝田中さんのために）教える。田中さんがう人である。例文（2b）では、先生が（主＝さんのために）本をす。さんは借りる人である。例文（2c）では、先生がスピ－チをする。それは、さんが「先生、私たちのためにスピ－チをしてください」とんだから、先生が主＝さんのためにスピ－チをするのである。例文（2d）では、先生が子を食べる。そr